ジェンマ125整備 その22 タペットクリアランス調整とカムチェンテンションの調整
タペットクリアランス調整
初のエンジンに関する調整です。素人なので右も左も分からなかったです。そしてネットを検索してみてもジェンマ125でこの作業の詳細記事などが無くて困りました。
手探りで作業しましたが結果、上手くいきました。結論から言うとエンジンのカチカチ音がかなり静かになりました。
サービスマニュアルの手順どおりにリアサスペンション下部のボルトを外し車体とエンジンの隙間を開けて作業スペースを確保します。
問題はクランクシャフトを廻してピストンを圧縮上死点で止める。というフレーズです。どうやってクランクシャフトを廻すのか、というかクランクシャフトって何ですか。ピストンはなんとなく分かりますが。
うんうん唸りながらいろいろとバラしてみます。とりあえずタペットインスペクションキャップとやらを外して調整するタペットの位置はわかりました。クランクシャフトを廻すってどうやってやるのかと、強制冷却のカバーとファンも外します。
先生!!こいつを廻すとタペットが動きます!!
なるほどでも圧縮上死点ってどうやってだすのさ。4ストロークエンジンの場合、ピストンが2回上下すると1回圧縮上死点になるというのはわかりました。じゃあスパークプラグも外したらエンジンの内部が覗けるのでは??
先生!!無事にピストンの動きが見えて圧縮上死点がわかりました!!エンジン内部にゴミなど落とさないように注意です。
というわけでバルブが両方閉じて、圧縮上死点になったポイントでタペット調整です。サービスマニュアルによると吸気側、排気側ともにタペットを締め込んだ状態から1/8戻しとのこと。ちなみに調整前は1/2戻しくらいだったと思います。
カムチェンテンションの調整
カムチェンテンションの調整はエンジンを圧縮上死点にセットし、そこから2回転させクランクを正方向に回し前側のチェンを貼った状態で行う、ようです。うん分からん。
とりあえずその状態でロックナットを緩めて、アジャストスクリュを緩めれば、自動的にカムチェンテンションアジャスタがスプリングによって押さえられてチェンが張られるようです。サービスマニュアル通りにやっておきました。アジャストスクリュもロックナットも緩めて、締めこんで終了です。
さてタペットインスペクションキャップですがキャップの裏側に結構なバリが出てるんですが元からなのか何なのか……
怖いので取り除きました。ついでにOリングも交換、リチウムグリスを塗って組み付けました。
結果、カチカチ音が減ってかなり静かになりました。これはやってよかったです。
ジェンマ125 。カムチェン、タペット調整前。 pic.twitter.com/4gE0nEl5HP
— 七夕 (@nanabata) January 12, 2019
ジェンマ125 。カムチェン、タペット調整後。 pic.twitter.com/IPQyhSLVu7
— 七夕 (@nanabata) January 12, 2019