ななちゃんねる

ジェンマ125とSV400SとWOLF250の整備記録。

ジェンマ125整備 その15 アイドリング回転数調整

エンストについて

さて燃料コックを交換しました。軽くツーリングをしたところエンストするのには大まかに2つのパターンがあることが分かりました。

パターン1.アイドリング状態からスロットルを開けようとするとプスンとエンスト

パターン2.時速70キロあたりから急ブレーキをかける、またはスロットルを全閉して空走すると徐々にアイドリング回転数が落ちていき停止するころにはエンスト。この場合ブレーキをかけつつもスロットルを開くとある程度エンストを回避可能。

エンストの原因を探っていた時に予測していた原因のうち

インマニ、燃料コック、については新品交換しました。CDIは中古購入時にはジェベル200のものに交換してありました。設置位置は悪いけどまた壊れるものかな?キャブはOHしましたがセッティングに関してはいじれていません。

というわけでキャブのセッティングでどうにかなるかやってみます。

アイドリング回転数

プラグを見ると真っ黒なうえにほぼチョークを引かなくてもエンジンがかかるのでスローが濃いのかな?と考え、パイロットエアスクリュを見てみます。OH前は1回転半もどしでした。アイドルが一番高くなるところに合わせるとやはり1回転半もどしあたりに感じます。うーむ。

と、ここでアイドリング回転数を合わせていないことにようやく気付きます。基本も基本大前提です。サービスマニュアルをみるとRPM1300回転とあります。ちなみにジェンマ125には回転数計はついていません。どうやって測ればいいのか。

はい、買いました。ハイテンションコードに巻きつけるだけで回転数が(だいたい)測れます。


ジェンマ125 アイドリング回転数測定

 

標準の回転数めっちゃ高い。今までどれだけアイドリングを低くしていたのかというくらい標準の回転数は高く感じます。というかなんで感覚でアイドルストップスクリュをいじっていたのか謎です。ちゃんと計測して合わせましょう。

しばらく走行したところ、アイドリングの回転数を上げた効果なのかはわかりませんがパターン1のスロットルをあけるとエンストというのはほぼなくなりました。またパターン2の急ブレーキ、空走時の回転数低下もだいぶ軽減されました。しかしまだ急をブレーキかけたり空走距離が長いと止まりそうになります。

単純にアイドリングの回転数を上げただけでちょっとよくなりました。小改善。