WOLF250 リアブレーキキャリパーOH
フロントブレーキを掛けられるようになったのでリアスイングアームをメンテナンススタンドにのせます。初めてメンテナンススタンドを使ったのですが一人でやるのがどうも怖かったのでたまたま近くにいた父に手伝ってもらいました。あれ一人でできるんですかね。怖くない??
まあそれはともかくリアブレーキキャリバーを外さないとリアホイールが外せないのでキャリパーに繋がっているブレーキホースを外します。
キャリパー→フレアナット→ホース→マスターシリンダ、という順番で繋がっています。しかしフレアナット→ホースの部分が固着しており全然緩みません。かなり力ずくで外しました。なんでここがこんなに固くなるんだ。外した部分はネジ山が馬鹿になっていました。
フレアナットアダプターは純正部品で出ますが約2000円です。30年もののホースも交換したいので社外品に変える予定です。直接キャリパーにホースが接続されるようなのでフレアナットの代金も節約できそうです。実際組付けてみるまで分かりませんが。
肝心のリアブレーキキャリパーですが
ブレーキフルードってこんな色になるんですね……
フルードの流路もこのありさまです。
フロント側を分解した時の反省がありますので今回は傷つけずにピストンを取り出すことができました。あわよくばピストンは再利用できないかと思い掃除をして磨いてみます。
サビの溝ががっつり。交換ですねこれは……
リアキャリパー本体のオイルシールやダストシールの溝はフロント側よりは腐食していませんでした。フルードの流路はなにやら茶色い錆なのか固形化したフルードなのかで汚れているのでピカールと竹串とウエスで可能な限り掃除します。
ところでWOLF250のリアブレーキキャリパーはアクスルシャフトとトルクリンクロッドを留めるボルトがキャリパーを貫通しておりその部分にはオイルシールが2種類、合計4つ使われています。
純正部品は出るようですし元から付いていたオイルシールは結構ボロボロなので様子見だけでもしようと外そうとするのですが、これがもう全く外れません。
マイナスドライバーやラジオペンチを使って外そうと試みますがゴムがボロボロに崩れて外れないのでアストロプロダクツで専用工具を買ってしまいました。
オイルシールリムーバーです。あれだけ苦労しても外れなかったオイルシールが一発で!!外れます!!整備初心者はトルクレンチと六角レンチを買ったら次はオイルシールリムーバーを買え!!用途はオイルシールを外すだけだがな!!オイルシールリムーバー万歳!!
新しいオイルシールとピストン類を組付けたリアブレーキキャリパーくん。
スライドピンとスプリングとブリーダーボルトはサビサビだったので交換です。純正部品は欠品でしたが1ヶ月ほどで注文できるようになりました。
スイングアームもバラすので組付けはかなり先になりそうです。