ななちゃんねる

ジェンマ125とSV400SとWOLF250の整備記録。

SV400S タンクキャップ交換

SV400Sのガソリンタンクのキャップからガソリンが漏れる。

納車時からうすうす気づいていたのですがタンクのあたりがガソリン臭いです。多分タンクキャップのパッキンだろうなあと思っていたのですが、最近ガソリンスタンドの傾きを利用して限界まで給油をして帰宅したときに車体の下部のホースからガソリンがだらだら漏れていました。ちなみに車体を揺らすとタンクキャップからも漏れます……

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最初、このホースはどこからのホースなのかわからなかったのですが、給油口の横の穴に繋がっているドレンホースみたいです。

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サイドスタンドで傾いている側にドレン穴が開いています。パッキンがヘタって漏れたガソリンがここから車体下のホースに行って排出されている。本来は雨水とかを逃がす穴っぽいです。

車体を揺らすとタンクキャップのあたりからも上方に漏れてくる。というわけでタンクキャップを交換します。

 

SV650S用のSUZUKI純正部品

品番:44200-33870-000

僕が買ったときは10560円でした。

 

ちなみに、SV400Sは前期と後期でタンクキャップを止めるボルトの本数が違うみたいです。よく確認してください。僕のSV400SはK5、後期型なので3本止めでした。

さて新品のタンクキャップAssyが届いたのでキーシリンダーを移植する前に一度タンクに組付けてガソリンが漏れてこないか確認をします。組付けて車体を揺すったところ...なんと漏れてくるじゃありませんか!!どうしてなの???

しかし漏れる量そのものは減っているように感じます。そもそもガソリンをMAXまで入れてると漏れるものなのかもしれないなあなどと思い、しょうがないのでとりあえず新品の方にキーシリンダーを移植してしまおうとタンクキャップを分解しました。

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このキーシリンダー部分を古いものから移植します。

そしたらですね、タンクキャップ内部にあるワンウェイバルブ的な機構。上から空気は入ってくるけど下からはガソリンによってスチールボールが浮いて漏れないようになっている部分。

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ようは赤線で囲ったところにスチールボールが入っていないんですよ。

元から車体に組んであったやつにはしっかりボールが入っていたので、まさかこれが原因で新品なのに漏れたのかな?と思いスチールボールも移植してタンクに組付けました。

ガソリン漏れが無くなりました。やったぜ。

そんなことある??まあ小さい部品だしメーカーが組み付けるときに忘れたのかもしれません。僕自身が分解した際に失くした可能性もありますが、以前タンクキャップを分解したときに、キー差し込み口の蓋にクリック感を出すためのスプリングとスチールボール。を失くしてしまったこともあり細心の注意を払っていたんです。多分、失くしてないと思うんです。っていうかそのままタンクに付けてたら漏れてたじゃないか。やっぱり最初っからボール入ってなかったですよこれ。

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(ガソリン漏れとは関係ありませんが)ここに極小のスプリングとスチールボールが入っているので分解時に失くさないように注意してください。僕はスプリングがどこかに飛んでいきました。多分二度と見つかりません。キー差し込み口の蓋が常に閉まろうとするだけであんまり実害はないです(実害)

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というわけでスズキ純正部品さんしっかりしてください。

10年以上前の車体ですし、タンクキャップのゴム劣化で悩んでいる方は一応部品は出ますよというこで、お高いですが。

ほんのり燃費が改善することを期待しますが渋滞具合と乗り方の方が明らかに比重が大きいです。ガソリン臭がしなくなったので満足です。

SV400S ジェンマ125 日常メンテ記録

自分用忘備録に。

ジェンマ125

2018年9月末購入。色々直して2018年12月あたりから本格走行開始。

購入時オドメーターは約10300km

2019年2月中旬 オイル、フィルタ交換 12369km ECSTAR SUPER DELUXE

2019年12月 オイル交換 14500km ECSTAR R9000

2021年2月 オイル、フィルタ交換 17000km ECSTAR R9000

2022年3月 オイル交換 ECSTAR R9000

調子が良いのでとりあえずR9000(全化学合成油)のままです。

 

SV400S

2019年3月末 購入、オドメーター 11460km

2019年6月上旬 オイル交換 14504km EXSTAR R5000

2019年8月上旬 タイヤ交換 16000km DUNLOP ROADSMART3

MRAツーリングスクリーン取り付け。高速道路がとっても楽に。

2019年11月上旬 オイル、フィルター交換 19485km ECSTAR R9000

オイルが新品に変わってもフィーリングの違いは正直わかりませんでした。オイルフィルターを変えるのに専用工具があるとは知りませんでした。買いました。

チェーン、前後スプロケも交換。スズキワールドにお任せ。

電源リレー取り付け、キーONでバッテリーからUSB電源、グリップヒーターに通電するようにしグリップヒーター、USB電源、スマホホルダー取り付け。

2020年1月 プラグ交換 21000km 整備性悪し。ラジエターのフィン曲がる。

2020年3月 タンクキャップ交換

2020年4月上旬 オイル交換 25485km ECSTAR R9000

2021年2月上旬 ブレーキパッド前後交換 28390km デイトナの赤パッド

2021年2月6日 エアクリーナー交換 28390km 変化は体感できず。

2021年2月16日 初ユーザー車検 28400km 特に不具合なくOK

2021年3月18日 初自分でタイヤ交換 28720km Michelin Pilot Power 2CT 作業の中ではビードを落とすのが一番大変でした。

2021年4月15日 オイル、フィルター交換 29630kmくらい。

2022年3月5日 前後ブレーキフルード交換。フロントに少し沈殿物。リアカウルを外すのが面倒でした。右側のフロントフォークに点錆を発見。前までなかったような。

2022年3月 オイル交換 ECSTAR R9000

32000kmくらい。

2023年3月 購入時から付いていた台湾ユアサのバッテリーが上がる。諸事情ありGSユアサのバッテリーを購入、取り付け。値段が高い!!

 

オイル上がりなのかオイル下がりなのかエンジンオイルが結構減ります。ワコーズのミッションパワーシールドを入れてみましたが、効果はありませんでした。

ジェンマ125整備 その23 キャブのジェット類交換

キャブレターの消耗品交換

総走行距離11710km(メータ読み)とは言え、各部の消耗もあります。そういえば以前キャブをバラしたときにメインジェットになにやら打痕のようなものがありました。純正部品があるうちに新品に交換しておきます。たしかジェットニードルはもう出ませんでした。ニードルのダイヤフラムアッシは注文して手元に1つあります。うーむでもジェットニードルって流用できそうですけどね。知識がないので……

メインジェット新旧

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組んであったジェットは何故かこんなにボコボコに……分からん……なんとなく古いジェットは穴が広がっているように見えました。

スロージェットとメインジェットを新品に交換。あとパイロットスクリュ部分のOリングとワッシャーを交換しました。

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パイロットスクリュにワッシャーが入っていませんでした……Oリングは入っていたと思いますが、作業したのが結構昔(1月初旬)なので覚えていません。多分入っていたかと思います……自信がない……

さて試乗してみた結果ですがかなり好調です。エンストなどの症状は完全になくなりました。いやーこれでようやく完成です。でも最近急ブレーキをかけることがないので本当のところは分かりません。多分大丈夫かと思います。

燃費に関しても30km/Lを下回ることはなくなりました。タンク満タンからリザーブ未使用で130km移動出来たのでまずまずかと。しかし始動時、チョークを引かずに一発始動なのでまだ濃い目だと思います。プラグの色はいい感じだと思うのですが知識がないので本当のところは分かりません。

ジェンマ125整備 その22 タペットクリアランス調整とカムチェンテンションの調整

タペットクリアランス調整

初のエンジンに関する調整です。素人なので右も左も分からなかったです。そしてネットを検索してみてもジェンマ125でこの作業の詳細記事などが無くて困りました。

手探りで作業しましたが結果、上手くいきました。結論から言うとエンジンのカチカチ音がかなり静かになりました。

サービスマニュアルの手順どおりにリアサスペンション下部のボルトを外し車体とエンジンの隙間を開けて作業スペースを確保します。

問題はクランクシャフトを廻してピストンを圧縮上死点で止める。というフレーズです。どうやってクランクシャフトを廻すのか、というかクランクシャフトって何ですか。ピストンはなんとなく分かりますが。

うんうん唸りながらいろいろとバラしてみます。とりあえずタペットインスペクションキャップとやらを外して調整するタペットの位置はわかりました。クランクシャフトを廻すってどうやってやるのかと、強制冷却のカバーとファンも外します。

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 先生!!こいつを廻すとタペットが動きます!!

なるほどでも圧縮上死点ってどうやってだすのさ。4ストロークエンジンの場合、ピストンが2回上下すると1回圧縮上死点になるというのはわかりました。じゃあスパークプラグも外したらエンジンの内部が覗けるのでは??

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先生!!無事にピストンの動きが見えて圧縮上死点がわかりました!!エンジン内部にゴミなど落とさないように注意です。

というわけでバルブが両方閉じて、圧縮上死点になったポイントでタペット調整です。サービスマニュアルによると吸気側、排気側ともにタペットを締め込んだ状態から1/8戻しとのこと。ちなみに調整前は1/2戻しくらいだったと思います。

カムチェンテンションの調整

カムチェンテンションの調整はエンジンを圧縮上死点にセットし、そこから2回転させクランクを正方向に回し前側のチェンを貼った状態で行う、ようです。うん分からん。

とりあえずその状態でロックナットを緩めて、アジャストスクリュを緩めれば、自動的にカムチェンテンションアジャスタがスプリングによって押さえられてチェンが張られるようです。サービスマニュアル通りにやっておきました。アジャストスクリュもロックナットも緩めて、締めこんで終了です。

さてタペットインスペクションキャップですがキャップの裏側に結構なバリが出てるんですが元からなのか何なのか……

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怖いので取り除きました。ついでにOリングも交換、リチウムグリスを塗って組み付けました。

結果、カチカチ音が減ってかなり静かになりました。これはやってよかったです。

 

ジェンマ125整備 その21 灯火類のLED化

灯火類LED化

日帰りツーリングの帰り道など夜間走行をしているとヘッドライトが暗い気がします。レトロなオレンジの光も好きなのですが危ないですからね。

またUSBの電源取り出しソケットから安物のグリップヒーターを使っているため消費電力を抑える意味でもLED化は良いのではないかと。

純正部品のヘッドライト取り付けソケット(35171-08450)をニッパーで切り取りましてこんな感じに、配線はまあ適当に。いつでも戻せるように元のヘッドライトソケットはそのまま保管してあります。

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この状態からスプリングを押し込んでねじで止めます。バネがわりときついです。

結構しっかり止まっていますが固定というほどではないのでヘッドライトカバーにソケットを固定するときにLED本体だけ空回りしてしまいます。また走行時の振動で光軸がズレるとまずいのでソケットとヘッドライトカバーを固定してから接着剤(GPクリヤー)でベットベトに固めておきました。

ポジションランプはこちら

12V車用 SMD5連 T10 LEDウェッジ球 単品

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  • 出版社/メーカー: LED電球
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 でブレーキランプはこちら

ブレーキランプは最初構造が分からなくて戸惑いましたが加工なしで普通に取り付けられます。

取り替えた感想ですがヘッドライトはとにかく明るくて変えて良かったです。ハイビームなど明るすぎるほどです。最高に安全。始動直後だけヘッドライトがちょっとちらつきます。時間が経つと安定します。ブレーキランプも明るい、気がします。ポジションランプはヘッドライトと色がお揃いで見た目良い感じです。

取り付けて約2ヶ月経過、今のところ特の問題ありません。

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ジェンマ125整備 その20 USB電源取り付け

USB電源取り付け

前回スマホホルダーを取り付けたせいではないですが必要にかられてUSB電源をとりつけます。グリップヒーターが付けたいんです。冷え性で寒いので(ハンドルカバーをしててもまだ寒いか)

設置場所として

案1.ハンドル内部の配線から電源を取りハンドル下部のボルトにステーを設置しUSB電源を設置。

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案2.フロントボックス内から電源を取りフロントボックス内に設置

前回フロントボックス内にモバイルブースターを置いて走行しながらスマホの充電も楽に出来るということが分かりました。雨にも強そうです。あと楽なので(大事)フロントボックス内に設置することとします。

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  • 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
  • 発売日: 2018/01/20
  • メディア: Automotive
エーモン ギボシ端子セット(後入れスリーブ) 24Kメッキ 4セット 1164

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  • 出版社/メーカー: エーモン(amon)
  • 発売日: 2012/05/09
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  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: Automotive

ギボシ端子まとめて買うと超安いけど少量買うとすごい高く感じる……)

デイトナのUSB電源ACC取り出し用はプラス側がこうなっているのでギボシ端子に変えます。

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これで電源取り出しコネクターに接続できます。そしてフロントボックス内部のオレンジの配線から電源を取り出します。

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今配線図を見てて思いましたが茶色の線でもいけるのでしょうか。デイトナのUSBソケットは電源はブレーキランプの配線に割り込ませろ。と書いてあったので橙の線にしてみました。よくわかりませんがやってしまったものはしょうがありません。でも赤の線につなぐと多分バッテリーが上がります。

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ボディアースをとって、配線は上部を這わせて完了。

キーONでスマホが充電出来るようになりました。

ちなみにキーOFF時のバッテリー電圧は13.08V アイドリング時は14.8Vあたりでした。現状問題はないようです。というか最近気づきましたがヘッドライト点灯時に露骨にアイドリング回転数が落ちます。光量も暗いので省電力化のためにもLED化したいところです。

ちなみにフロントボックス内には書類、1Lのガソリン携行缶、予備のプラグ、車載工具、が既に入っています。1Lのペットボトルくらいならまだ余裕で入ります。便利ですね(メットインが無いことには目を逸しつつ)

ジェンマ125整備 その19 スマホホルダー取り付け

スマホホルダー取り付け

僕はツーリング時などはある程度前日に道を確認しています。またジャケット(ワークマンのイージス)の左ポケットにiPhoneSEを忍ばせておき、道がわからなくなったら歩道の邪魔にならないような場所に停車してグーグルマップを見て道を確認。現状これと道沿いにある青看板だけでわりと満足しています。(迷うのも楽しいというのもあります)

しかしライダーのみなさんは猫も杓子もスマホホルダーを付けているのでとりあえず装着してみました。ジェンマはハンドルクランプしようにもカウルで覆われているのでこちらでミラーのボルトに固定。

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(ハンドルカバー取り付け済み)

走行中は振動で地図アプリは詳細までは見れません。iPhoneSEは小さいので、大まかな位置は分かる、信号待ちのときにちょっと確認できる、くらいですかね。グローブをしているためすぐに操作もできません。また、スマホをホールドしていないとガタガタと振動でうるさいです。使わないときはホルダー部分だけ外してフロントボックス内へ。

フロントボックス内にモバイルブースターを置けば走行中も充電可能です。ケーブルは運転中も意外と邪魔になりません。無いほうが運転しやすいのは当然ですけれど。

道を間違えた時にすぐに気付ける気もします。しかしどっちにしろ確認のために路肩などに停車するのでポケットにスマホでも同じでは。Bluetoothイヤホンと併用とかそのあたりでどうにか。これもポケットに入れていても同じような。サッとスマホカメラで写真を撮る時などはスマホの取り外し、ホールドの手間を考えるとホルダーよりポケットのほうが速いです。

運転中もなんとなく地図を見れる、というのがメリットのようです。うーん。