ジェンマ125整備 その5 フロントサスペンション取り外し
サスペンションをOHに出す
ジェンマ界隈ではもはや知っていて当たり前なことなのですが、ジェンマはフロントサスペンションに持病を抱えています。経年劣化でサスペンション内のバンプラバーが劣化して粉々になりブレーキをかけるとガツンと底付きをしてしまうのです。
対策としてはサスペンションを分解してバンプラバーを新たに挿入するか、もしくは他の車種のサスペンションを加工して取り付けるか。
そしてジェンマ界隈では有名なサスペンションをOHしてくれる方がいるのです。ヤフオクで落札してサスペンションを送るとOHしますよ。と出品されているのを発見。こういうのはノウハウのある上手い人を頼るべき。ということでフロントサスを取り外します。
取り外しに関してこちらのブログを参考にさせていただきました。サス上部を固定しているボルトを緩めるために、ソケットを入れる穴をカウルに開けます。
電動ドリルをホームセンターでレンタルしてきました。2泊3日で200円です。安い。
2.5mmのドリルで穴を開けて8mmで穴を広げます。うーん猛烈に穴が上にずれました。家に何故か転がっていた電動のリューターでソケットが入るまで穴を広げます。
(猛烈に上方向にずれた穴、無駄に大きくなってしまった)
今回の敗因は一番最初にめっそ(名古屋弁で目分量のこと)で決めた位置が許容誤差より大幅にズレていたこと、マスキングをしていなかったのでリューターでカウルに傷をつけてしまったこと。の2点ですね。反省。
まあ作業用のバカ穴なんで見た目の問題だけなんですけど、穴が大きくなったせいでちょうどいいメクラ(差別用語)が見つかりません。開けっ放しでも問題ないんですけれども。アランジアロンゾのシールでも貼ってしまおうか。
(取り外されたサスペンション。できる限りサビをとって送り出しました)
OHなのですが対応が早くて返送も早い。また、よく出る不具合箇所のメンテ方法なども教えていただき本当にありがたかったです。ジェンマ愛を感じました。神かと思った。
Oリングはひび割れもなくそのまま使える状態だったので各部グリスを塗って組み付け。購入したトルクレンチが初めて役に立ちました。トルクレンチってたのしいですよね。カチンッってなるところが。
ちなみに時系列が前後しますがOH後、乗ってみたところ急なブレーキでも底づきもなく快適です。乗り味も固すぎず安定しており、適度に沈んでジェンマらしさもあり、かなり良いです。感謝。
以上フロントサスペンションの取り外しでした。